日本文学科 日本文学コース - 花園大学
Source: https://www.hanazono.ac.jp/education/literature/japanese.html
Archived: 2026-04-23 17:27
日本文学科 日本文学コース - 花園大学
文学部
日本文学科
日本文学コース
一生の力になる
国語力を磨く
TOP
学部・大学院
文学部
日本文学科 日本文学コース
日本文学コースとは
わたしを変える、一冊に出逢う
日本文学コースでは、日本の古代から近現代の文学や現代のさまざまな文化を体系的に学ぶことを通して、人間とは何かという普遍的で、究極の問題を考えます。それは、どう生きるべきかという問題にもつながります。日本文学コースでの4年間は、自分の世界を広げ、自分の未来を切り拓く、とくべつな4年間になるはずです。
KEYWORD
京都で古典文学
近現代文学
現代文化
マンガ
文章力
読解力
物語が好き
国語科教員免許(中・高)
わたしたち人間だけのものである文学
動物にはない、人間だけに備わった能力の一つが、「物語」(文学)を作り、運用する能力だと言われます。この「物語」があるからこそ、人は過去に起こった出来事を、言い伝えとして残したり、歴史として記したりして、後世に伝え、教訓とし、発展してきました。
みなさんも、自分のこれまでの人生を「物語」として記憶し、それを教訓としたり、自信や勇気につなげているはずです。
このように文学とは、何も小説やエッセイばかりではありません。わたしたちは普段の生活の中でも「物語」を使ったり、作ったりしているのです。
文学を学ぶこととは?
ですから、文学を学び、文学を読み解く力を身に着けることは、人間を読み解き、社会を読み解き、そして自分の過去と未来を読み解く力になります。
この人間にとって永遠不変の存在ともいえる文学を学ぶことを通して、自らの成長と社会のために自分を磨く。それが、この日本文学科のミッションなのです。
学びの特徴
01
古典文学から
マンガまで幅広く
02
文学の舞台、
京都で学ぶ
03
学んだ力を
社会で活かす
01
古典文学からマンガまで幅広く
日本文学科日本文学コースでは、上代(奈良時代)から現代まで、あらゆる時代の文学や言語文化を扱います。ライトノベルやマンガなどの表現にあるさまざまな工夫や、高校までの国語の授業では習わなかった文学の意外な一面を知ることができます。文学や表現を深く理解することで、自分自身や世の中に対する理解も深まります。
02
文学の舞台、京都で学ぶ
花園大学はさまざまな文学作品や歴史の舞台となった平安京の中にあります。普段からフィールドワークができる環境にあり、作品の舞台を訪ねる授業もあります。葵祭などの伝統行事や能や狂言などの伝統芸能に触れることができるのも京都ならでは。歴史や文化にじかに触れることで、本物の知識と深い見識が身に付きます。
03
学んだ力を社会で活かす
日本の文学やことばを学ぶ中で身に付く力は、論理的な思考力や表現力、想像力、課題解決能力など、様々な職種で求められる能力です。そのため、卒業後は教育、福祉、IT、事務・営業、販売、金融、公務員など就職先は幅広く、多彩な選択肢があります。
4年間の学び
1年生
段階を踏んで基礎を固める
1年生では、
「日本文学基礎演習」
で古典文学・近現代文学・現代文化の3分野の基礎的な知識を学びます。また、
「日本文学概論」「日本語学概論」「現代文化概論」
、文学史の授業等を通しても、基礎的な知識を身に付けます。段階的に、基礎をしっかり固めることができるカリキュラムになっています。
2年生
自分の好きな分野の研究に挑戦
2年生では、1年生で学んだことをもとに、自分の興味関心のある分野の授業を選択肢から選んで履修し、研究したい分野を掘り下げていきます。
「中古文学研究」
や
「近代文学研究」
といった、さらに深い知識を身に付ける授業のほか、
「中世文学講読」
や
「現代文学講読」
のように学生自らが主体的に調査・研究する授業もあります。
3年生
ゼミがスタート
自分が研究したい分野のゼミに所属して、研究のいろはを学び、4年生の卒業論文執筆に向けて、研究の方法や論文の書き方を身に付けていきます。ゼミは
中古文学・中世文学・近代文学・現代文学(2025年度入学生より)・現代文化
の5分野から一つを選択します。
4年生
4年間の集大成「卒業論文」を書く
引き続き、自分が研究したい分野の先生のゼミに所属して、卒業論文のテーマを決めて研究を進め、
卒業論文
を執筆します。
カリキュラム
カリキュラム・開講科目表はこちら
ピックアップ授業
近代文学講読 Ⅰ・Ⅱ
文学史を踏まえて、明治~昭和期の文学作品を精読します。特に小説の語りに注目し、「何がどのように語られているか」を考えていきます。また、グループワークや調査報告を行うことで、文学研究の要領を実践的に身に付けることも目指します。
日本文学演習AⅡ-Ⅰ・Ⅱ
(中世文学ゼミナール)
中世文学ゼミでは中世の説話を研究しています。説話とは一体何なのか、事実と虚構が入り混じるその話を、 注釈作業や同類話比較を通して考えます。2025年度は、 鎌倉時代の説話集『宇治拾遺物語』を、学生の発表で読み進めています。
卒業論文のテーマ・研究テーマ
中古文学ゼミ
『竹取物語』の語源譚
『夜の寝覚』における天人の与えた影響について
平安文学におけるジェンダー論
中世文学ゼミ
中世の説話に見る安倍晴明
鬼の腕切り説話の比較研究
御伽草子「浦島太郎」について
『今昔物語集』の天狗説話について
『宇治拾遺物語』第七話「竜門の聖、鹿に替らんと欲する事」をめぐって
近代文学・現代文学ゼミ
夢野久作『瓶詰地獄』の世界観
遠藤周作『沈黙』についての考察
樋口一葉「にごりえ」における女性たちのあり方
村上春樹『羊をめぐる冒険』の羊と「観念の王国」
現代文化ゼミ
個人ゲーム開発者はなぜゲームを作るのか
野球選手のセカンドキャリア
「写真家」から見える写真という表現
『週刊少年ジャンプ』連載漫画に描かれた「中華キャラ」ステレオタイプの変化と日中関係の繋がり
卒論紹介 流人と和歌(服部真緒さん 2023年卒業)
高い身分や地位にありながら、政治的な事情で朝廷から排され、地方へ下った人々がいます。例えば、小野篁、菅原道真、後鳥羽院、フィクションの人物では光源氏など、歴史や文学の世界で著名な流人は少なくありません。彼らは配所へ向かう道中で、またたどり着いた配所で、和歌を詠み、自らの心を慰めました。彼らの和歌をさまざまな歌集や文献から収集し、表現面に分析を加えたのがこの卒業論文です。特殊な境遇にあった人々の想いは、和歌の世界のルールに則って表現されることで、かえって普遍性を獲得しました。そうして、遠く離れた都にいる大切な人々の元に届けられたことを、著者は明らかにしています。(中古文学・鎌田智恵)
卒論紹介 谷崎潤一郎『私』の語りからみえる「私」の人物像(高橋千瑛さん 2023年卒業)
谷崎潤一郎の代表作といえば、関西移住後に書かれた『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』などですが、大正期には探偵小説も書いています。その中でも、『私』は叙述トリックが仕組まれた特徴的な作品です。この卒業論文では、『私』を主人公「私」の友人に対する劣等感や自尊心が刻み込まれた物語として読み直しています。また、語る「私」と語られる「私」を区別しながら、語る「私」の意識が語られる内容にどのように影響しているのかもしっかりとおさえています。(近現代文学・高橋啓太)
教員一覧
メッセージ
教員からのメッセージ
「ことば」を読み解き、
考えを伝える力を養う。
詳しく見る
在学生からのメッセージ
多彩な科目で作品を多面的に学び、
理解を深めていく喜び。
詳しく見る
卒業生からのメッセージ
人見知りだった自分の殻をやぶり、
大きく成長できた4年間。
詳しく見る
「ことば」を読み解き、考えを伝える力を養う。
どのようなテーマを研究していますか?
1960年代以降の現代文学、特に1970年前後に登場した「内向の世代」が専門です。高度経済成長や政治の季節を経て、「文学とは何か」を追求した作品は時に難解と評されますが、物事は本来グレーな場合が多いもの。もやもやを抱えたまま理解する価値を伝えたいと考えています。
本学科でどのような力が身につきますか?
幅広い時代・分野の作品の「ことば」や「表現」をじっくりと読み解き、自らの関心や理解を深めていきます。SNSや生成AIなどでわかりやすく短い表現が溢れる現代だからこそ、他者の真意を理解し、自分の考えを伝える力はあらゆる仕事、そして人生を支える力になるでしょう。
竹永 知弘 講師
多彩な科目で作品を多面的に学び、理解を深めていく喜び。
花園大学を選んだ理由は?
「枕草子」が大好きで、「古都・京都で平安時代の文学や人物を学びたい」と考え、花園大学のオープンキャンパスに参加。先生に学びたい内容を伝え、相談したところ、親身にアドバイスいただいたことが決め手になり入学を決めました。
印象に残っている授業や学びの取り組みは?
源氏物語の授業では、作品としてのテーマや描写、登場する和歌を学ぶのはもちろん、平安時代の貴族の恋愛観や風習などにも触れることができ、とても興味深いです。京都にはゆかりのある跡地も多く、学ぶ楽しさがいっそう広がります。
学んで楽しいこと、成長したと思うことは?
多彩な科目で、作品を多面的に学べる点に魅力を感じています。当時の文化や歴史の知識が増え、推測や思い込みで解釈していた穴が次々埋まっていく過程にワクワク。和歌のくずし字にも慣れ、作者の個性や世界観を楽しんでいます。
今後の目標は?
「平安時代や古典文学を題材にした小説を執筆する」という夢があります。宮廷文化や、妖怪などに代表される“あやかし”の世界観など、さまざまな魅力を小説で広く人々に伝えていきたいです。
小説の設定には、テーマに関する詳しい知識や歴史的背景への深い理解が不可欠となります。また、授業で近現代など他の時代の文学に触れ、小説の手法におけるヒントが数多くあることも実感。これからもよりいっそう学びを深め、自分なりの具体的なテーマやモチーフを探っていきたいと思っています。
内野 瑛 さん
文学部 日本文学科 2年生(取材時)
山梨県 駿台甲府高等学校出身
人見知りだった自分の殻をやぶり、
大きく成長できた4年間。
現在の仕事について
業務用空調設備のプランニングから設置・保守までを行う会社で総務を担当。部品の発注確認から資格や入札に関する申請、採用業務など幅広い仕事に携わっています。
印象に残っている大学時代の経験
写真部の部長を務め、オープンキャンパスのスタッフとしても活動。自ら人と積極的に関わり、相手の立場で考える姿勢が培われ、現在、働きやすい社内の環境づくりに取り組むうえでも大いに役立っています。
ミカタ株式会社
南部 智香 さん
文学部 日本文学科 日本文学コース
2024年卒業
(兵庫県 神戸山手山子高等学校※出身)
※現 神戸山手グローバル中学校高等学校
所属等はインタビュー当時のものです。
取得可能な資格一覧
中学校教諭一種免許状(国語)
高等学校教諭一種免許状(国語)
図書館司書資格
資格・実習の詳細についてはこちら
卒業後の進路
卒業後の主な進路
職種
一般企業(事務、営業、販売、IT、金融など)、公務員(警察・消防等を含む)、教員(中学校・高等学校)、福祉、大学院進学 など
就職実績
パナソニック電材京都 JR四国 京都北都信用金庫 ライフ・コーポレーション 大和ハウスリフォーム イズミヤ ヤマダ電機 ヨドバシカメラ
マツモト 平和堂 大阪天満宮 トナミシステムソリューションズ スズキ自販京都 エムケイ観光バス 私立高校教員(書道/国語)ほか(過去三年間の実績より)
オープンキャンバス
資料請求
日本文学コースとは
学びの特徴
4年間の学び
カリキュラム
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卒業論文のテーマ・研究テーマ
教員一覧
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取得可能な資格一覧
卒業後の進路
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日本文学コースとは
わたしを変える、一冊に出逢う
日本文学コースでは、日本の古代から近現代の文学や現代のさまざまな文化を体系的に学ぶことを通して、人間とは何かという普遍的で、究極の問題を考えます。それは、どう生きるべきかという問題にもつながります。日本文学コースでの4年間は、自分の世界を広げ、自分の未来を切り拓く、とくべつな4年間になるはずです。
KEYWORD
京都で古典文学
近現代文学
現代文化
マンガ
文章力
読解力
物語が好き
国語科教員免許(中・高)
わたしたち人間だけのものである文学
動物にはない、人間だけに備わった能力の一つが、「物語」(文学)を作り、運用する能力だと言われます。この「物語」があるからこそ、人は過去に起こった出来事を、言い伝えとして残したり、歴史として記したりして、後世に伝え、教訓とし、発展してきました。
みなさんも、自分のこれまでの人生を「物語」として記憶し、それを教訓としたり、自信や勇気につなげているはずです。
このように文学とは、何も小説やエッセイばかりではありません。わたしたちは普段の生活の中でも「物語」を使ったり、作ったりしているのです。
文学を学ぶこととは?
ですから、文学を学び、文学を読み解く力を身に着けることは、人間を読み解き、社会を読み解き、そして自分の過去と未来を読み解く力になります。
この人間にとって永遠不変の存在ともいえる文学を学ぶことを通して、自らの成長と社会のために自分を磨く。それが、この日本文学科のミッションなのです。
学びの特徴
01
古典文学から
マンガまで幅広く
02
文学の舞台、
京都で学ぶ
03
学んだ力を
社会で活かす
01
古典文学からマンガまで幅広く
日本文学科日本文学コースでは、上代(奈良時代)から現代まで、あらゆる時代の文学や言語文化を扱います。ライトノベルやマンガなどの表現にあるさまざまな工夫や、高校までの国語の授業では習わなかった文学の意外な一面を知ることができます。文学や表現を深く理解することで、自分自身や世の中に対する理解も深まります。
02
文学の舞台、京都で学ぶ
花園大学はさまざまな文学作品や歴史の舞台となった平安京の中にあります。普段からフィールドワークができる環境にあり、作品の舞台を訪ねる授業もあります。葵祭などの伝統行事や能や狂言などの伝統芸能に触れることができるのも京都ならでは。歴史や文化にじかに触れることで、本物の知識と深い見識が身に付きます。
03
学んだ力を社会で活かす
日本の文学やことばを学ぶ中で身に付く力は、論理的な思考力や表現力、想像力、課題解決能力など、様々な職種で求められる能力です。そのため、卒業後は教育、福祉、IT、事務・営業、販売、金融、公務員など就職先は幅広く、多彩な選択肢があります。
4年間の学び
1年生
段階を踏んで基礎を固める
1年生では、
「日本文学基礎演習」
で古典文学・近現代文学・現代文化の3分野の基礎的な知識を学びます。また、
「日本文学概論」「日本語学概論」「現代文化概論」
、文学史の授業等を通しても、基礎的な知識を身に付けます。段階的に、基礎をしっかり固めることができるカリキュラムになっています。
2年生
自分の好きな分野の研究に挑戦
2年生では、1年生で学んだことをもとに、自分の興味関心のある分野の授業を選択肢から選んで履修し、研究したい分野を掘り下げていきます。
「中古文学研究」
や
「近代文学研究」
といった、さらに深い知識を身に付ける授業のほか、
「中世文学講読」
や
「現代文学講読」
のように学生自らが主体的に調査・研究する授業もあります。
3年生
ゼミがスタート
自分が研究したい分野のゼミに所属して、研究のいろはを学び、4年生の卒業論文執筆に向けて、研究の方法や論文の書き方を身に付けていきます。ゼミは
中古文学・中世文学・近代文学・現代文学(2025年度入学生より)・現代文化
の5分野から一つを選択します。
4年生
4年間の集大成「卒業論文」を書く
引き続き、自分が研究したい分野の先生のゼミに所属して、卒業論文のテーマを決めて研究を進め、
卒業論文
を執筆します。
カリキュラム
カリキュラム・開講科目表はこちら
ピックアップ授業
近代文学講読 Ⅰ・Ⅱ
文学史を踏まえて、明治~昭和期の文学作品を精読します。特に小説の語りに注目し、「何がどのように語られているか」を考えていきます。また、グループワークや調査報告を行うことで、文学研究の要領を実践的に身に付けることも目指します。
日本文学演習AⅡ-Ⅰ・Ⅱ
(中世文学ゼミナール)
中世文学ゼミでは中世の説話を研究しています。説話とは一体何なのか、事実と虚構が入り混じるその話を、 注釈作業や同類話比較を通して考えます。2025年度は、 鎌倉時代の説話集『宇治拾遺物語』を、学生の発表で読み進めています。
卒業論文のテーマ・研究テーマ
中古文学ゼミ
『竹取物語』の語源譚
『夜の寝覚』における天人の与えた影響について
平安文学におけるジェンダー論
中世文学ゼミ
中世の説話に見る安倍晴明
鬼の腕切り説話の比較研究
御伽草子「浦島太郎」について
『今昔物語集』の天狗説話について
『宇治拾遺物語』第七話「竜門の聖、鹿に替らんと欲する事」をめぐって
近代文学・現代文学ゼミ
夢野久作『瓶詰地獄』の世界観
遠藤周作『沈黙』についての考察
樋口一葉「にごりえ」における女性たちのあり方
村上春樹『羊をめぐる冒険』の羊と「観念の王国」
現代文化ゼミ
個人ゲーム開発者はなぜゲームを作るのか
野球選手のセカンドキャリア
「写真家」から見える写真という表現
『週刊少年ジャンプ』連載漫画に描かれた「中華キャラ」ステレオタイプの変化と日中関係の繋がり
卒論紹介 流人と和歌(服部真緒さん 2023年卒業)
高い身分や地位にありながら、政治的な事情で朝廷から排され、地方へ下った人々がいます。例えば、小野篁、菅原道真、後鳥羽院、フィクションの人物では光源氏など、歴史や文学の世界で著名な流人は少なくありません。彼らは配所へ向かう道中で、またたどり着いた配所で、和歌を詠み、自らの心を慰めました。彼らの和歌をさまざまな歌集や文献から収集し、表現面に分析を加えたのがこの卒業論文です。特殊な境遇にあった人々の想いは、和歌の世界のルールに則って表現されることで、かえって普遍性を獲得しました。そうして、遠く離れた都にいる大切な人々の元に届けられたことを、著者は明らかにしています。(中古文学・鎌田智恵)
卒論紹介 谷崎潤一郎『私』の語りからみえる「私」の人物像(高橋千瑛さん 2023年卒業)
谷崎潤一郎の代表作といえば、関西移住後に書かれた『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』などですが、大正期には探偵小説も書いています。その中でも、『私』は叙述トリックが仕組まれた特徴的な作品です。この卒業論文では、『私』を主人公「私」の友人に対する劣等感や自尊心が刻み込まれた物語として読み直しています。また、語る「私」と語られる「私」を区別しながら、語る「私」の意識が語られる内容にどのように影響しているのかもしっかりとおさえています。(近現代文学・高橋啓太)
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「ことば」を読み解き、
考えを伝える力を養う。
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多彩な科目で作品を多面的に学び、
理解を深めていく喜び。
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大きく成長できた4年間。
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「ことば」を読み解き、考えを伝える力を養う。
どのようなテーマを研究していますか?
1960年代以降の現代文学、特に1970年前後に登場した「内向の世代」が専門です。高度経済成長や政治の季節を経て、「文学とは何か」を追求した作品は時に難解と評されますが、物事は本来グレーな場合が多いもの。もやもやを抱えたまま理解する価値を伝えたいと考えています。
本学科でどのような力が身につきますか?
幅広い時代・分野の作品の「ことば」や「表現」をじっくりと読み解き、自らの関心や理解を深めていきます。SNSや生成AIなどでわかりやすく短い表現が溢れる現代だからこそ、他者の真意を理解し、自分の考えを伝える力はあらゆる仕事、そして人生を支える力になるでしょう。
竹永 知弘 講師
多彩な科目で作品を多面的に学び、理解を深めていく喜び。
花園大学を選んだ理由は?
「枕草子」が大好きで、「古都・京都で平安時代の文学や人物を学びたい」と考え、花園大学のオープンキャンパスに参加。先生に学びたい内容を伝え、相談したところ、親身にアドバイスいただいたことが決め手になり入学を決めました。
印象に残っている授業や学びの取り組みは?
源氏物語の授業では、作品としてのテーマや描写、登場する和歌を学ぶのはもちろん、平安時代の貴族の恋愛観や風習などにも触れることができ、とても興味深いです。京都にはゆかりのある跡地も多く、学ぶ楽しさがいっそう広がります。
学んで楽しいこと、成長したと思うことは?
多彩な科目で、作品を多面的に学べる点に魅力を感じています。当時の文化や歴史の知識が増え、推測や思い込みで解釈していた穴が次々埋まっていく過程にワクワク。和歌のくずし字にも慣れ、作者の個性や世界観を楽しんでいます。
今後の目標は?
「平安時代や古典文学を題材にした小説を執筆する」という夢があります。宮廷文化や、妖怪などに代表される“あやかし”の世界観など、さまざまな魅力を小説で広く人々に伝えていきたいです。
小説の設定には、テーマに関する詳しい知識や歴史的背景への深い理解が不可欠となります。また、授業で近現代など他の時代の文学に触れ、小説の手法におけるヒントが数多くあることも実感。これからもよりいっそう学びを深め、自分なりの具体的なテーマやモチーフを探っていきたいと思っています。
内野 瑛 さん
文学部 日本文学科 2年生(取材時)
山梨県 駿台甲府高等学校出身
人見知りだった自分の殻をやぶり、
大きく成長できた4年間。
現在の仕事について
業務用空調設備のプランニングから設置・保守までを行う会社で総務を担当。部品の発注確認から資格や入札に関する申請、採用業務など幅広い仕事に携わっています。
印象に残っている大学時代の経験
写真部の部長を務め、オープンキャンパスのスタッフとしても活動。自ら人と積極的に関わり、相手の立場で考える姿勢が培われ、現在、働きやすい社内の環境づくりに取り組むうえでも大いに役立っています。
ミカタ株式会社
南部 智香 さん
文学部 日本文学科 日本文学コース
2024年卒業
(兵庫県 神戸山手山子高等学校※出身)
※現 神戸山手グローバル中学校高等学校
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中学校教諭一種免許状(国語)
高等学校教諭一種免許状(国語)
図書館司書資格
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卒業後の進路
卒業後の主な進路
職種
一般企業(事務、営業、販売、IT、金融など)、公務員(警察・消防等を含む)、教員(中学校・高等学校)、福祉、大学院進学 など
就職実績
パナソニック電材京都 JR四国 京都北都信用金庫 ライフ・コーポレーション 大和ハウスリフォーム イズミヤ ヤマダ電機 ヨドバシカメラ
マツモト 平和堂 大阪天満宮 トナミシステムソリューションズ スズキ自販京都 エムケイ観光バス 私立高校教員(書道/国語)ほか(過去三年間の実績より)
オープンキャンバス
資料請求
日本文学コースとは
学びの特徴
4年間の学び
カリキュラム
ピックアップ授業
卒業論文のテーマ・研究テーマ
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